先日Western Blottingのプロトコールに関する記事を書きました。
プロトコールの工程1つ1つに関して解説や注意点などを述べていきたいと思います。
…で、前回Blottingまで解説を行って、今回はBlockingからなんですが、これは実はすでにいくつか記事を書いています。
この点はなかなか大変で、苦労したので記事もいくつかある訳です。
ウェスタンブロッティングのトラブルシューティング:非特異バンドが多すぎるとき① - こりんの基礎医学研究日記
ウェスタンブロッティングのトラブルシューティング:非特異バンドが多すぎるとき② - こりんの基礎医学研究日記
ウェスタンブロッティングのトラブルシューティング:1次抗体と2次抗体を変えてみる。 - こりんの基礎医学研究日記
ウェスタンブロッティング:新しい抗体 - こりんの基礎医学研究日記
上記の内容と重なる部分もありますが、ポイントだけ以下にまとめてみます。
1.Blockingについて
役割:1次抗体の非特異的結合を減少させ、バックグラウンドシグナルを低減させる。
私が利用したのは以下の2種類
・Block ace (BSA)
・Skim Milk (10%)
室温60分がよくオススメされている時間。上記いずれもかなり優秀な印象。
最終的にはSkim Milkで実験はうまくいきました。
詳しくは以下のページで。
ウェスタンブロッティングのトラブルシューティング:非特異バンドが多すぎるとき② - こりんの基礎医学研究日記
2. 抗体反応について
・抗体は同じ会社の製品でも品質に差があり、よくできているものが来ない可能性もあるので注意。
・抗体希釈液は適切なものを選ぶべき!
・バンドが薄い、濃いで反応時間を伸ばす、短縮するなどの工夫を。
詳しくは以下のページで。
ウェスタンブロッティングのトラブルシューティング:非特異バンドが多すぎるとき① - こりんの基礎医学研究日記
今回は短いですが以上です。