先日Western Blottingのプロトコールに関する記事を書きました。
プロトコールの工程1つ1つに関して解説や注意点などを述べていきたいと思います。
第3回「Blotting=転写」
転写は、実は先日紹介した以外の方法もあります(別の電気の流し方)。それを以下の紹介します。
MembraneやGelのの準備、セットするところまでは変わりません。Blotting槽にセッティングした後にそれが丸ごと入るくらいの大きさの発砲スチロールケースに入れ、氷・保冷材などをその周りに詰め、30V Over nightでtransferを行う。
上記のような感じです。
Transferの際に発熱するので冷却が必要。プロトコールによっては、私がいつもやっている1時間のTransferでも冷却が必要書かれているものもあるが、これまで特に困ったことはないので(笑)、1時間の時は冷却していません。
上記のように転写電圧・時間を変えることでどのようなメリット・デメリットがあるのか正直分からないのですが(笑)、思うような結果が出ないときは試してみてもいいかもしれません。。
また転写には以下の3つがあるようです。
Cell Signaling Technology Japan動画より抜粋(下記にあり)
これによると私がやっているのはウェット式のようです。時間がかなりかかりますが、最も効率は良いようです。他の2つについては試したことがないのでどうなのか分かりませんが…。
以下の動画では転写膜の種類に関しても解説していますが、これも私は1種類しかためしたことがないので、よくわかりません。。。
参考文献・サイト:
https://www.takara-bio.co.jp/goods/catalog/pdf/western2.pdf