ウイルスの作成方法については以前記事を書きました。
今回は作ったウイルスでどのように感染させるかについてです。
と言ってもとても簡単です。
- (凍結保存中の場合)ウイルス液を氷上解凍。ゆっくり解凍させるのが大切だと習いましたが、氷上だとなかなか解けないので、急いでいる時は室温解凍してしまう時もあります。
※ウイルスは凍結融解に弱く、約50%が1回の凍結融解サイクルで機能を失ってしまう - 解凍できたら、そのウイルス液を培養中のシャーレなどに(タイターに応じた)撒く。出来るだけ均一になるように。
- 12−16時間後にmedium change
この12−16時間後に、というのが意外に重要みたいです。というのも、正直なところ解凍は氷上でなくとも、室温でもちゃんとウイルスは機能しますが、この12−16時間後の交換を忘れてしまうと(例えばもっと後の時間の交換となってしまうと)ちゃんとウイルス感染しません。
ちなみにウイルスに感染したかを確認する方法は幾つかありますが、私はいつも使用しているウイルスに蛍光を入れているので、ちゃんと感染していると顕微鏡で蛍光が確認できます。
これは前にも載せた写真です。赤色に光っている細胞があります。
今回は短いですが以上です。