総合内科専門医レポートを書くに当たり、勉強した内容や調べた内容などのメモです。備忘録的な感じです。
・非ホジキンリンパ腫は、AIDS指標疾患の1つである。(1)
・非HIV感染者に比して病期が進行している症例が多いことが特徴であり、化学療法とともにHIVウイルス量のコントロールが重要となる。(1)
・治療法については、CHOP, EPOCHなどが推奨されている。
・ここでしばしば問題となるのはRituximabの使用についてである。CD4<50/μL では感染症や治療関連死亡が生じやすくなるという見解もあるも、これは前向きランダム化試験で確認された事項ではなく(2)、致命的な感染リスクを上昇させず重度免疫不全でも生存率上昇に寄与するなどとする文献もある。(3)
1. HIV 関連悪性リンパ腫 治療の手引き Ver 2.0(日本エイズ学会)
2. Spina M, et al. Curr Opin Oncol. 2005;17(5):462–465.
3. Wyen C, et al. AIDS. 2012;26(4):457–464.