調べる機会があったので調べたことのメモです。
Hermida RC, et al.
Asleep blood pressure: significant prognostic marker of vascular risk and therapeutic target for prevention.
Eur Heart J. 2018 Dec 14;39(47):4159-4171.
- 睡眠時血圧(Asleep blood pressure)は覚醒状態の血よりも心血管疾患(CVD)発生に関与しているのではないかという報告がある。
- 18078人の睡眠時血圧を前向きに評価、1年間追跡。心血管疾患での死亡との関連を評価。
- 覚醒時血圧や診察室血圧よりも疾患疾患での死亡のリスクファクターとして有意。
- 睡眠時血圧の低下、正常化が新各県疾患の予防として重要
別の報告によれば、睡眠時高血圧の定義は120/70(JNC7)、110/65(AHA)などとされている。(睡眠時は書く政治よりも血圧が低めになるとされている。)
アメリカの国民健康栄養調査から3000人をプールしデータ解析すると、JNC7ガイドラインを満たす睡眠時高血圧患者は18.8%、AHAガイドラインを満たす患者は22.7%とのこと。思っているよりたくさんいるのでは?という内容だった。
Li S, et al. Estimated Prevalence of Masked Asleep Hypertension in US Adults. JAMA Cardiol. 2020 Oct 28:e205212.
睡眠時血圧というものは知りませんでした。今後例えばSmart watchなどで血圧を簡単にモニタリングできるようになれば、睡眠時血圧も簡単にモニタリングできるようになるかもしれません。