クリスマスも終わり、年末です。研究室もそろそろ終わりです。
さて、以前にレンチウイルスベクターの作製方法に関する記事を書きましたが、今回はウイルスタイターチェックについてです。
これもいろいろな方法がるようなんですが、最初にラボの先輩に教えてもらった方法でFACS(フローサイトメトリー)を使った方法を紹介します。
※ウイルスに蛍光色素が含まれていないとこの方法はできません。
この目的は、自分の頭の整理・知識の確認の他に、いわゆる「おばあちゃんの知恵袋」的な、文献や教科書に載っていないけど知ってるとちょっと役立つようなことを記録しておくことです。
正確性には注意を払っておりますが、利用の際はご注意ください。
- 12wellプレートを用意(このうちの8wellを使用する)。293T細胞(HeLa, 208F, NIH3T3細胞でも可)を1x10^5/wellとなるように撒き、37℃ 24時間インキュベートする。
- 翌日ウイルス含有液を以下のように濃度を変えて撒く。
→37℃ 48-72時間インキュベートする。 - 各ウェルをPBS1mlでwashi →トリプシンEDTA 0.025%200μlを加え37℃ 10分間インキュベーション
- D-MEM 1mlを各ウェルに入れ懸濁→うち800μlをフィルターを通してFACSチューブへ。
- FACS解析…蛍光陽性の細胞率を計測する。
計算式は以下の通り
今回は以上です。