セミナーで聞いたことの要約です。
臨床研究に関する論文を書くときのIntroductionの書き方
Introductionがよくないとeditorやreviewerの心証が損なわれてしまう。
分かりやすいのは4パラグラフ構成が理想的
1stパラグラフ: バックグラウンド
2ndパラグラフ: 既に分かっていること
3rdパラグラフ: まだ分かっていないこと
4thパラグラフ: 今回の研究で明らかにしたいこと
Introductionの参考文献↓
Pisal N, Sindos M, Henson G.
Risk factors for retained instruments and sponges after surgery.
N Engl J Med. 2003 Apr 24;348(17):1724-5.
論文の概要を説明すると、外科手術中に手術器具やガーゼなどの遺残が起きてしまうリスクファクターを調べるといった研究。Case control studyでNEJMに!
教科書的4パラグラフ構成になっている。
1stパラグラフ: Medical error全体に関する説明
2ndパラグラフ: 外科手術に関するmedical errorの説明
3rdパラグラフ: 外科手術におけるmedical error対策やRisk factorsについて
4thパラグラフ: 本研究の目的「外科手術にけるmedical errorである遺残物のrisk factorをcase control studyを用いて明らかにする」