先日Western Blottingのプロトコールに関する記事を書きました。
プロトコールの工程1つ1つに関して解説や注意点などを述べていきたいと思います。
第2回「電気泳動」
電気泳動には、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS-PAGE)、等電点電気泳動、二次元電気泳動があり、Western BlottingにはSDS-PAGEがよく用いられる。筆者もSDS-PAGEを使用している。
これが使用しているGelだが、使用の前には、Milli Qなどで十分に洗浄するように先輩から注意を受けた。ポリアクリルアミドがWell内などに残っていると、重合してしまうとのこと。
使うGelの濃度の決め方は、
低分子量→高濃度
高分子量→低濃度
のGelがよいとのことでしたが、あまり私は多くのサンプルでやったことがなく、いつも4-20%のGelでなんとなくうまくいっているような感じです。
あとは上記ページでも書いた通り、気泡をできるだけなくすのがポイントです。
泳動を開始するとマイナス極からプラス極へとWellにアプライされたサンプルが進む。
以下のサイトによると、70V 1.5-2hの泳動が一般的ととのことでした。
私がいつもやっている
80V 5min → 200V 40min
という方法だと上記より早く終わりますが、下から抜けてしまわないよう(一番下まで行ってしまわないよう)にする必要があります。
(泳動時間が長い場合でも同様ではありますが)
今回は短いですが、以上です。
参考文献・サイト: