今回も実験プロトコールです。
この目的は、自分の頭の整理・知識の確認の他に、いわゆる「おばあちゃんの知恵袋」的な、文献や教科書に載っていないけど知ってるとちょっと役立つようなことを記録しておくことです。
正確性には注意を払っておりますが、利用の際はご注意ください。
今回はRNAからcDNAを作成する方法です。
以下のキットを使用↓
http://catalog.takara-bio.co.jp/PDFS/6210a_j.pdf
- 以下の溶液を混合(マイクロチューブ使用)
Oligo dT Primer 1μl
dNTP Mix 1μl
鋳型RNA 5μl
H2O 3μl
合計 10μl - 65℃ 5分 → すぐに氷冷
- 以下の反応液を作成 全量を20μlとする
2で作成した混合液 10μl
5xPrimeScriptⅡ Buffer 4μl
RNase Inhibitor (40U/μl) 0.5μl
PrimeScriptⅡRTase (200U/μl) 1μl
RNaseFree dH2O 4.5μl
合計 20μl - 穏やかに撹拌
- PCRマシンにて以下のprotocolを用いて反応行う
30℃ 10分 【プレインキュベート】
42℃ 30-60分 【逆転写】
95℃ 5分 【変性】 - 氷上で急冷 保存する場合は4℃で!
※RNAの操作を行うときは手袋等着用。しかし6の段階では既にcDNAになっているので、さほど気にしなくてOK
キットを使えばさほど難しくないような気がしますね。
今回は以上です。