本日も2連続投稿。
先日、実験の中で、新生児マウスに静脈注射を行うことがありました。
その時のことを少しお話します。
まず、静脈注射に限らず、新生児マウスを扱うときは、人間のにおいがついてしまうと母マウスが新生児マウスを食べてしまう(!)ので、手袋にマウスのにおいをつけておくことが大事です。
具体的には、ゲージ内の糞やおがくず(?)などを手袋にこすり付けます。
その後、静注をするわけですが、成人マウスでは後眼窩から行うのですが、新生児マウスは顔面静脈(facial vein)から行います。
新生児マウスは毛がないので、静脈が比較的見えやすいです。
以下の写真がとてもわかりやすかったです。
上記の針先が当たっているところから伸びている血管がFacial veinです。
これに注射針を差し、Back flowを確認したのちに(確認できないことも…)薬剤などを注射します。
新生児マウスは指の先ほどの大きさしかないので、なかなか難しいです…。
うまく薬剤が入っていなかったのか、先週注射して本日確認したところ、既に死んでしまっているマウスも…。
またトライしたいと思います。