こりんの基礎医学研究日記

都内の医大を2014年に卒業。現在は大学院で基礎研究中。日々の研究の中で疑問に思ったことや勉強したことなどを主に自分のための備忘録として書いていきいます。ときどき臨床の話や趣味の話も。必ずしも学術論文等が元となっていない内容もありますので、情報の二次利用の際はご注意ください。

DLBCLは早期に再発するほうが予後が悪い

Hilton LK, et al.

Relapse timing is associated with distinct evolutionary dynamics in DLBCL.

medRxiv [Preprint]. 2023 Mar 8:2023.03.06.23286584. doi: 10.1101/2023.03.06.23286584. Update in: J Clin Oncol. 2023 Jun 15;:JCO2300570. PMID: 36945587; PMCID: PMC10029038.

 

  • DLBCL初期治療後に再発した患者でセカンドライン治療+自家移植を受けた患者221人を解析。
  • 初期再発(9カ月以下での再発)、早期再発(9~24ヵ月での再発)と比較し、晩期再発(2年以後の再発)の方がセカンドライン治療・自家移植の成績が良い。
  • 再発までの時間が長ければ長いほど遺伝子変異は増え、初診時とは遺伝子の様相が異なっていた。