勉強したことのメモ。
主要な表面抗原まとめ。CD分類に関して。
CD1-10 だいたいT細胞表面に発現
CD11-19 だいたい単球、顆粒球、マクロファージなどに発現
ただしCD19はB細胞に発現→CAR-Tの標的として有名
CD20- B細胞を中心に単球・マクロファージなどに発現
特にCD20はリツキシマブの標的抗原として有名
CD34 ヒトでは造血幹細胞マーカーとして有名
しかしマウスの造血幹細胞集団はCD34(-)
CD40- 主に血小板、巨核球に発現
~CD43以降の表面抗原は非特異的なものが多い
CD80 成熟樹状細胞、マクロファージで発現
CD86 活性化樹状細胞、マクロファージで発現
CD127 IL-7Rα鎖
CD133 造血幹細胞マーカー
CD150 SLAM リンパ球系に主に発現
T・B細胞の活性化に関与 胸腺細胞や樹状細胞に発現
※SLAM: Signaling lymphocyte activation molecule
CD201 EPCR プロテインCレセプター 血管内皮細胞で主に発現
※Lineage maker
既知の成熟免疫系細胞で発現している抗原の総称.CD3(T細胞),CD19(B細胞),NK1.1(NK細胞),CD11c(樹状細胞),CD11b(単球),FcεRI(マスト細胞),Gr-1(顆粒球)などが使われることが多く,未熟な細胞や未知の細胞では陰性になる.
出典:実験医学online